奴隷のイメージと実際の処遇

政治と経済

まだ奴隷制度が生きていた時代に書かれた本を読み、案外というかとても人間的に扱われていたということに驚きました。

タイトル『奴隷のしつけ方』

こんなタイトルの本は今の世の中ではおいそれと出版できまい(笑)という感じ。奴隷制度があった時代に奴隷として生きていた人達は何にモチベーションを感じたり、生き甲斐を持ったりしたのだろうということが知りたくてKindle版を購入したのでした。(いつも思うがAmazonのリコメンド機能は本当に優秀だ。私が読みたいと思うであろう本というのを的確に表示してくる。)

奴隷といっても

奴隷と言われると「安値で買い取られ、ムチで叩かれて、ろくな食事も睡眠ももらえずにひたすら死ぬまで働かされている人達」というイメージが強いと思います。私も正直そうでした。

ところが、この本に出てくる奴隷というのは、「奴隷を1人買うとのはとても大きな投資」「訳あって奴隷に流れ着いた、元々は立派な人間だったというケースもあり、こういう奴隷は非常に高度な専門性や知識を持っていることもある。彼らの気持ちに寄り添い励ましながら、彼らが最大の力を発揮できるように環境を整える」「奴隷を身体的に虐待するなどというのは愚の骨頂である」という記述にあるとおり、とても人間的に扱われている、と感じます。

奴隷=現代の基本的人権に若干制約のあるレベルの従業員?

奴隷といっても社会の構成要素である限りは、好き勝手に暴力を振るったり殺したりという扱いをしたらきっと徒党を組んで反乱を起こします。この本で読んだ限りの奴隷とは

「現代社会と比較すると若干、基本的人権(選挙権だとか社会保険の類いとか)に不足や制約のある、普通の雇われ人」

という感じがしました。(ただこれはヨーロッパの話しなので、社会的な問題だったらわざわざリンカーンが「奴隷解放宣言」などと宣うこともないわけで。)

今も昔も所詮は人の世。あまり社会的な構造は変わってないのかな。

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