Ennisも人間という動物のオス(笑)いっぱしの社会人になって所帯持ちになってからも「ああ、この女性綺麗だなあ(=ω=)」とか思うことは多々ありましたし今もあります。これからもずっとそういうイベントがあるでしょう(笑)恋愛と性交については日本もフランスや北欧の国々並みにもっとオープンで自由であって欲しいと思うEnnisですが、それでもそれで家庭が崩壊してしまい、子供が放り出されるような事態を招くということは絶対に避けないとならないと思っています。この点について社会学的な考察をしてみたのでこちらに書いておきます。
不倫ならまだしも
Ennisは正直なところ、今の日本で繰り広げられている芸能人の不倫に対するうぬぼれ自称正義くん正義ちゃんによる「叩き」はすごく不愉快だと感じています。そんなのはごくごく個人的な、プライベートな問題なので芸能人と言えどわざわざマスコミが公にして「こんなことしてやがりますよけしからんですよね!?」などと大衆にひけらかす必要は全くなく、そしてそれを一般人が叩いて叩いて叩きまくるなんていう構図もホントおバカだと思っています。そんなのは当事者同士だけの修羅場で良いんです。わざわざ赤の他人が加勢する必要無いんです。
フランスなんかではこの点の切り分けが非常に鮮やかで、ときの大統領にスキャンダルが発覚したとしても、それで辞任に追い込まれるとかいうことはまずありません。政治的な手腕・実績と下半身の履歴なんてものは全く関係ないものだからです。そして、そんなスキャンダルを面白がって暴露するマスコミもそれに乗じて叩く個人というのも、日本に比べると圧倒的な少数です。当事者以外には関係ないことであり、道徳を盾にプライベートな事情に対して口を挟むというのが無粋な、人の事情に土足で踏み込むような行為だということの自覚があります。「たかがセックス」という感じです。
離婚はNG
ところがEnnisは、離婚というイベントが子供と数十年後の社会に及ぼす悪影響をというところに考えを巡らすとき、やはりそれは全力で回避すべきだと考えています。日本の場合、(これはフランスでもそうかもしれませんが)不倫という行為が発覚によって離婚に結びつきやすいという相関が非常に強いので、そうなると不倫は慎むべき、ということに理論的な帰結としてはなります。ただEnnisの場合、不倫は不倫、お遊びのようなもので家庭を崩壊させたいなんて思ってない、不倫する男性にも女性にもこのコンセンサスがあるなら大の大人同士が無難な範囲でお互い快楽を求めるというのは全然構わないじゃないかと思っています。不倫という行為自体が絶対的な悪なのではない。離婚⇒家庭崩壊というリスクがあるからこそ慎むべきで、不倫自体に社会が寛容になり、それはそれとしてちゃんと家庭は維持するという前提があれば全く不倫は無害だと思っています。むしろ人生に彩りを与えてくれる素敵なイベントだと思います。
何故離婚がよくないか
日本における孤児院の事業のモデルを私的財産でもって構築した、石井十次という男性がいます。最も多いときで数千人という孤児を育てていました。本当の篤志家です。そんな彼の愛に包まれた孤児達が孤児院を巣立っていき、立派な社会人になっていった、というハッピーエンドだったのであれば何も問題無いのですが、十次の孤児院を巣立っていった子達が存外に「色々な意味で弱かった、社会で使い物にならなかった」という記述がこちらの本に詳しく書かれています。
幼い頃に両親を失った、両親に棄てられた。そういう経験を持ち小学校に入るまでの5-6年という幼少期を過ごしてしまった場合に、その後にどれだけ愛を注がれたとしても後の人生ではリカバリーの利かないハンデを負ってしまうらしいというのがまず1点。仮にそこは乗り越えていたとしても、学資の必要な時期に離婚などに直面すると途端に経済的な問題に直面するなどでやはりものすごいハンデを負うことになる。
こんなケースが増えてしまうと、10年、20年というスパンで見た時に甚大な社会的損失になり、それは巡り巡って国家の衰退に繋がっていくのです。
まとめ
不倫が離婚に直結しないような成熟した社会であれば、婚外交渉は別に自由にやりなさいというのが人間の摂理に適っていると思います。ところが、それを認めず離婚に直結してしまうようなレベルの文化国の場合には、「子ども達への悪影響、そして将来の社会的損失」こそが不倫を控えるべき最大の理由になります。だからどうしても不倫したければ「絶対にバレないようにやれ」ということになります(笑)
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