Ennisが敬愛するルトガー=ブレグマン氏が立ち上げた、『広告収入に依存しないメディア』The correspondentの英語版が、2021年1月1日を持って更新停止と相成りました。本当に残念。
何故?
英語版のサイトにて詳細な理由が書かれておりました。ネイティブ・プラットフォームであるオランダ語版「https://decorrespondent.nl/」については充分に採算が合うのものの、それを英語に翻訳してさらには音読もするという英語版「https://thecorrespondent.com/」については採算が合わず、2020年の年末に何か存続のための手立てがないものか、あらゆることを議論したけれども最終的に「英語版から撤退する」という判断に至ったとのことでした。
日本国内にも、広告収入がもたらす偏向報道の弊害を克服するため、会員の払う純粋な購読料だけで成り立っているというメディアは少数ながら存在しています。(例えば、しんぶん赤旗、MyNewsJapan等)これの国際版としてEnnisは非常に注目して、発足前から登録して毎月8€(ユーロ)をクレジットカードから払うということをしてきました。1年持ったかな・・というところで敢えなく事業が立ちゆかなくなってしまうとは・・。こういう真実を語るメディアこそ今後必要になってくると思っていたしこれがメインになっていくと考えていただけに、残念です。
支払った会費などは?
告知分によるとRefundされる(返金される)とあるので、2021年1月分については引き落とされないか、引き落とされてもカードに対して返金するという対処が取られる模様。ただ、それも大変な労力だと思うので私としてはもう、2月以降引き落とさないという対処でも全然良いと思ってます。壮大な社会実験に自ら投資したというのでも全然構わない。大した金額ではないのでね。
お金を出してでも本当の事を。
日本の民放ではニュースであっても広告主がバックにいるため、莫大な広告費を払っているその企業の不祥事などはほとんど表に出てきません。つまり、ニュースにするかしないかというところで既に偏向してしまっているのです。この問題を克服するために、購読者の皆さん一人一人から平等に少しずつお金を出して貰って、中立のメディアを運営するというのがThe correspondentの哲学だったのですが、私は大いに賛同したもののまだメインストリームになるほどの時代の要請が無かったということなのでしょうか・・。
今後。
採算が取れているオランダ語のサイトは今後も続くということで、オランダ語⇒英語の翻訳サイトを使ってウォッチしていこうと思います。そのためだけに8ユーロ払うのは全然惜しくない。特にルトガー=ブレグマン氏の最新の動向についてはTwitterともに追いかけていこうと思います。
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