ウェアラブル生体センサーで、日々の健康管理を

Bio Information Tracer

去年の5月より、株式会社『人間と科学の研究所』(IMSI)というところが開発しているBIT(Bio Information Tracer)及びこれによって測定したデータの解析ソフトであるBITAS(Bio Bio Information Tracer Analysis Software)の技術顧問としてこちらに参画させて頂いています。

Bitとは

Bitは、小さな五センチ四方の機材で、心電(ECG)、加速度(XYZ)、体温の3種類の生体情報を取得することができます。これら自体は別にさほどのハイテクではないのですが、これら3つをたった1つのこの小さな機材で測定できるということが実はスゴいのです。心電図などというと普通の医療関係者の方は、ベッドに寝て手首やら足首やら胸やらと12箇所に測定器を取り付けないとダメという固定観念があるので、こんな小さな機材で心電図が測定できるということ自体が驚きを持って迎えられます。

この機材が測定する3つのデータを組み合わせると、実に色々なことが分かります。交感神経、副交感神経の働いている状態、不整脈、日々の運動量、睡眠の質(睡眠時無呼吸症候群も分かります)、ストレスの大小、などなど測定したデータの組み合わせによってその応用範囲というのはかなり広いです。

Bitと他のウェアラブル生体センサーとの違い

FitBitは脈波を測定しているので、心拍数というところは分かるのですが、心電図を取っている訳ではないので不整脈は分かりません。時計型のスマートウォッチはお手軽なので良いのですが、お手軽なだけに測定できる生体情報には限度があります。手首というのは人間のカラダの中でも最も複雑に動く部位であるため、歩行数などの測定はできるのですがその加速度センサーでの運動量はどれほど正確なのかというと、Ennis個人としては疑問符が付きます。

Bitは、粘着テープのついたECG測定用のパッドで胸部に固定して、最大24時間のデータ測定が可能です。

このBitと解析ソフトのBITASをIMSIから一式お借りすることができたので、この機材の使用レポート、そして私はこの技術顧問として参画しているので改善案やサービス企画なども行って行こうと考えています。

睡眠解析の比較を

まず手始めに、FitBit Versa2で測定した睡眠解析の結果とBITで測定・BITASで解析した睡眠解析の結果とを見比べてみようかと思います。明日以降少しずつ書いていきますので、お楽しみに!

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