ライトアンドサウンドの仕組

外観

ライト&サウンドマシンはその名の通り音と光によって脳波を誘導する器材です。 LED の仕込まれたメガネのようなゴーグルと、モノラルの音を出せる本体、それに接続されたヘッドホンのセットで構成されています。内容としてはこの写真のようなものです。

ライトアンドサウンドマシン『Galaxy』

個人的にコストパフォーマンスが最高と考えているライト&サウンドマシンは、この Galaxy という名称のものだと考えています。個人輸入をするとしても送料込みでおよそ3万円でお釣りがきます。チベットの山奥に旅行に行って瞑想を勉強したりですとか、あるいはヘミシンクのセミナーでアメリカのモンロー研究所に行ったりですとか、こういったことには数十万円の投資が必要になります。それとなかなか瞑想というのは日々の生活の中に取り入れ繰り返し繰り返し行うことで上達していくものなので、例えばある日に集中して丸1日瞑想していたからといって、飛躍的にその能力が向上していくというものでもないのです。酔って瞑想を助けてくれるデバイスは廉価であり、持ち運びが簡単で、日々日々日常の中に溶け込ませて使っていくことが可能なものではないといけないと考えています。そういう観点で考えるとこの Galaxy という機材はとても良心的であり現代人が瞑想勉強しようとする時に、自己学習用の教材として非常に有用なのです。

脳波を誘導できるのですから、アルファ波であったり、ベータ波であったり、 TPO に応じた様々な脳波への誘導セッションがこの Galaxy にはあらかじめプログラミングされています。その数は30個。リラクゼーションを目的としたセッションや、起きた後になるべく早くベストパフォーマンスに脳を持っていくためのセッション、寝る前に聞いて明晰夢を見ることに特化したセッションですとか、もちろんこのサイトの最大のテーマである瞑想を効率化するためのセッションも入っています。(おすすめは Galaxy で言うとセッションの25です。60分間の瞑想セッションで起きた状態のデータ波からアルファー波、さらにはシータ波をこえて2ヘルツのデルタ波まで誘導するという内容になっています。デルタ波の状態はおよそ30分程度入っています。)

動画マニュアル

ライト&サウンドマシーン Galaxy の使い方は私が YouTube に動画としてアップしていますのでどうぞこちらをご覧いただければと思います。

必要な電源は単三電池3本。(私は電池としてエネループを使っています。) LED のゴーグルの光は本体のダイヤルでその強さを調整することができます。 (購入するロットによって、 LED の色が白色だったり青色だったりします。これは運任せになるのですが、 LED が白色だった場合には青色のプラバンを取り付けるなどの方法で色を調整することができます。)

音についてはモノラルビートというごく単純な音が再生されます。ヘミシンクで使われているのはバイノーラルビートというまた別の技術です。モノラルビートが動く単純に単音を特定の周波数で鳴らし続けるのに対し、バイノーラルビートは右と左の耳から異なる周波数の音を聞かせ、その周波数の違いによるうなり現象を脳内で合成しその音でもって脳波を誘導します。どちらの方が良いのかということについてはいろいろな議論がありますけれども、ライト&サウンドマシーンに搭載されているのはモノラルビートです。

音にはこだわった方がいい?

音を使うものなので、どんなヘッドホンを使ったらいいでしょうかという質問は度々受けます。しかしライト&サウンドマシーンが再生するのはごく単純なモノラルビートなので、 iPhone に付属しているイヤホンですとかそういったものでも十分なのではないかと考えています。私自身、音にすごくこだわって一時期はノイズキャンセリング機能の付いたBOSEのヘッドフォンを使っていた時期もありました。しかし耳を完全に覆うタイプのヘッドホンを使ってしまうと、私は瞑想を布団の上なりベッドの上で行い、また枕も使う人間なので、枕布の部分とヘッドフォンの耳を覆った部分がどうしても擦れて音が鳴ってしまうのです。呼吸と同期してこの擦れる音が聞こえてしまうとどうしても気になってしまいなかなか難儀なのです。

そんなわけで今私はライト&サウンドマシンの音を聞くにあたっては、 iPhone に付属しているごくごく普通の、耳の穴に差し込むタイプのイヤホンで十分と考えています。ただ、ライト&サウンドマシンの Galaxy については、自分の好きな音源を Galaxy に入力し、モノラルビートの音とミックスするという機能が付いています。ヒーリングミュージック(それもヘミシンク)と Galaxy のリラクゼーション系のセッションを組み合わせて聞いたら、 それはきっと素晴らしいものになるでしょう。 特にヘミシンクの音源の場合にはヘッドホン側にある程度の音質を求められますので、家電量販店で5-6000円くらいの価格帯のヘッドホンにはした方がいいかもしれません。

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