書籍「投影された宇宙」との出会い
昨年（2019年）の冬に、私はこの本に出会いました。『投影された宇宙：ホログラフィック・ユニヴァースへの招待』読み始めて冒頭から既に、「これは、今まで散々堂々巡りを続けていた宗教や物理学（特に量子力学）やスピリチュアル系統の宇宙理論に決着を付けてくれるかもしれない、いやきっとそうなる！」という確信を持ちました。そんな訳で、holographic-universe.jpなんていうドメインまでわざわざ取得して、新しいサイトを立ち上げるということに至りました。著者のマイケル・タルボットさんを日本に是非招聘しなければ！と思ったのですが、なんとこの書籍のあとがきにて、今からもう27年も前、1992年になんと38歳の若さでニューヨークで亡くなっていたのでした。「投影された宇宙」は初版が1994年に出版され、2005年に新装版の第一刷が出版。その後2018年まで第十二刷とずっと重ねてきたようですが、10年ほど前からスピリチュアルな分野にどっぷり浸かってきた私でも最近になって知った書籍でした。もっと早くに出会っておくべきだった。
全ては夢オチ！？
この本で述べられているようなことは、何となくですがEnishiも薄々と感付いていたのでした。同じ超科学というか、不思議の分野に入ってはいるものの、例えばUFOと宇宙人とは近しい分野ですが、これと例えば幽体離脱、引き寄せの法則といったものはまた全く別の分野の話であってそれぞれが専門とする既存の学問領域も違います。ところが、物理学というか航空工学の分野で扱われそうなUFOについても例えば「見える人と見えない人」がいたりして、またそのUFOというのも金属などの物理的な媒体で作られた乗り物であるという人もいれば、物理的な媒体ではなく、光（波動）の存在であるといった人もいたりして、何とも科学的に論じようとしても既存の学問領域に馴染まない類いのものが多くて閉口していたのです。いっそのこと、「人間も宇宙も科学法則もそして最終的には僕たちが見ている現実も夢みたいなものであって、見たいモノを投影して、形作って再生して見ているだけ。なので生来自由自在なものなので確たる法則に厳然と従うような類いのものではない」というようなお話だったらどれだけ単純で助かるか、と思っていたのです。これは漫画や映画で言うところのいわゆる1つの「夢オチ」的な結論であって肩透かしも良いところなのですが、それでも例えば量子力学の分野では、ミクロの世界（素粒子とか電子の世界）とマクロの世界（私たちが目で見て触れたりして認識している世界）で成り立っている法則は真逆だったりして、もはやこれだけ混沌とした私たちの生きている世界を綺麗に説明するには「全てが創作であってフィクション」みたいな結論しかないのではないかと思うのです。
我々が生きている宇宙の『大統一理論』かも
繰り返しになりますが、この書籍のメインテーマである『ホログラフィック・ユニヴァース』理論は、私たちが生きて認識している地球やさらにそこから拡大した存在である銀河や宇宙ですとか、魂やら輪廻やら幽霊やら、幽体離脱やら明晰夢やら、脳の構造やら千里眼やらサイコメトリーやらといった、解明の糸口すら見えてない不思議の数々に対して全て横串での説明が可能になる「大統一理論」になり得ると考えています。
それでは、順を追ってその概要を述べていきたいと思います。（是非、私の記述の大元になっている書籍「投影された宇宙」をご購入してお読みになって頂きたいと思います。かなり分厚い400ページを超える本ですが、1度は通して読まないと絶対に勿体ないくらいの情報が凝縮されています！）