完全に瞑想用
ライトアンドサウンドマシンには沢山のセッションが搭載されており、瞑想に役立つセッションから、逆に脳を覚醒した最高のパフォーマンスの状態に持って行くセッションなどバラエティに富んでいます。Enishi自身は実のところ脳を覚醒状態に持っていくセッションは試したことがないのです。(飽くまで瞑想用の器材として捉えているので)
そんなわけで私が話せるのは主に脳波を周波数が低い方向へ持っていくセッションの体験談になるのですが、それでも参考にしていただければと思います。色々試していくうちに必ず皆さん、お気に入りのセッションが出てきます。継続が何よりも重要なのでこういったお気に入りのセッションが見つかった場合にはそのセッションを集中して聞いてみましょう。目安は毎日聞いて3週間です。3週間というのには意味があり、この3週間というのを一つの節目として人間の繰り返し行ってきた行動は「習慣」になっていきます。(やるのがめんどくさいなあと考えていたのが逆に、毎日の儀式のようなものなのでやらないと不安だ、そういう心境になっていきます。)
Galaxy のセッション21:明晰夢(Lucid Dreaming)
ありがたいことに Galaxy には明晰夢を見ることを目的としたセッション21が搭載されています。これは、就寝する前に受けるセッションとして設計されており、 20分間のセッションです。Enishiは、夜の23時少し前にこのセッションを受けてそのまま眠りにつきます。20分のセッションが終わるとそのままの周波数で終わるので(大半のセッションが最終的に覚醒に導くために終盤でかなり周波数が上がります)非常に都合のいいセッションです。それに加えて、早朝の3時頃に目覚ましをつけて一度起きてこのセッション21を聴いています。(2度寝の寝入りばなというのは明晰夢を見るのに最高のタイミングなのでね)
明晰夢は、「自分が夢を見ている」「これは夢の中だ」という自覚を持って見ているという前提があります。通常、夢というのは自動再生のビデオのようなもので、どれだけ突飛なことがその世界で繰り広げられていたとしても、そこに違和感を感じることもなく夢の中のお話はそのまんま流れていきます。通常の意識を持っていたら明らかにおかしなストーリーだったりおかしな設定だったりということが多々ありますので、「いや、おかしいぞこれは夢の中だぞ」と気づくことができればいいのですが、なかなかこれが難しい。そこに素晴らしいノウハウを提供してくれたのがこちらの本でした「夢で会える」(素晴らしい本でAmazonのユーザーレビューの評価も凄く高いのですが、何故か絶版になっており中古で9800円!もしました。)
夢の中とは不思議なもので、ごく自然な形で夢の中に入り込んで行っており、「今、夢の中に入ったぞ」という感覚はほとんどのケースで得ることができません。夢の中にいたとしてもそれはあたかも本人とって現実世界と全く同等のものとして扱われてしまっています。これに対抗する手段として使えるのが「今、私は夢の中にいるのではないだろうか」という疑問を常日頃から自分に当て続けるということです。(このノウハウは幽体離脱入門というまた別の書籍でも紹介されていました)方法としては自分が「今夢を見てるのではないか」そう思った瞬間に自分の両手の手のひらを目で見るという内容です。 これはなるほどと思いました。Enishiも幽体離脱の経験があるので、離脱した状態の手を確認するとそれが光の集合体のように見えたり、あるいは手の感覚だけはあっても全く視覚的に把握できなかったりということが起きます。そういった事象を確認できれば、自分が明晰夢の世界あるいは幽体離脱して世界を見ているということが検証できる。現実世界にいる時であれば単純にいつもの物理世界の物理的な自分の手のひらを見ることができる。 「自分は今、夢を見ているのではないか」この感覚を持ち続けることで、夢の中に入ってる時でも、それに気づくことができる。そしてそれが夢の中だと気づけば、そこから先はある程度自由にコントロールができる明晰夢の世界に変わっていきます。
明晰夢の世界は不思議なもので、いつもそのスタート地点は何十年と過ごした実家の和室だったりします。夢の中だと気付いて周りを見回すとそこにいる。畳の目は、とてもリアルで目を近づけるとまるで自分の目が顕微鏡になったかのような解像度で編み込まれた藁の一本一本まで非常に鮮やかに視覚的に把握することができる。 スタートは家の中なのでそこからドアを開け窓を開け、外に出て行くということもできるのですが、ドアのノブや窓の枠に触った時の金属のひんやりとした感じ、独特の重さなどまで本当にリアルです。現実世界のそれと全く変わらない。しかし現実世界と違うのは、自分が念じることで空を飛んだりといったことが可能になってしまうということ。Enishiのお父さんは航空関係だったので、普通の子供と比べるとジャンボジェットに乗って旅行したいといったことが非常に多かったです。グライダーに乗るのを趣味としているお父さんの友達にそれに乗せてもらったこともありますが、まさにあの飛行機の中から見た風景と全く同じものが明晰夢の中で空を飛ぶことで体験できました。 鳥はいつもあのような景色を見ているのかなと思うばかりです。
明晰夢の世界は現実世界とそっくりなケースもあれば、似ているがどこか違う、あるいは全く異なるファンタジーの世界であることもあります。現実世界とそっくりな場合には、ある特定の人と会いたいと考えた場合に、その人の雰囲気ですとか声ですとかそういったものを思い浮かべるとその人のいるであろう場所に引き寄せられていきます。スーッと。
昔勤めていた会社で、この手のオカルトが大好きな上司がいました。いずれ、明晰夢なのか幽体離脱なのか、どちらかの手法でその人の住んでいるところに遊びに行くと伝えていたものですから、明晰夢の世界に入ったとわかった時、早速私は彼のところに向かってみようと思いました。明晰夢の世界でベランダに出て、彼の雰囲気を頭の中に思い浮かべる。すると、体が引き寄せられて、空中を飛んで行きます。その景色の素晴らしさもさることながら、太陽の光っている方角から割り出すと(当時私は練馬区に住んでいました)おそらくこれは埼玉の方角に飛んでっているなあという感じでした。
やがてマンションが見えてきて入り口のところに彼が待っていました。(現実世界では私は肉体を持ったまま飛ぶことはできないわけで、それでいて飛んできた私を上司の彼が普通に出迎えるというのもまたおかしな話なので、現実の世界に似てはいるんですが、やっぱりこれは現実は違う別の世界のお話なのです)
「やあやあ待っていたよ」と言って彼は私をマンションの自室に招いてくれました。エレベーターに乗って上層階に向かうらしい。途中乗っていた時間が結構長かったので、おそらく十何階かと思われました。上りのエレベーターの中で彼はタバコを吸っていました。彼の部屋に入るととてもエキゾチックでアジアの、そうですねバリ島ですとかああいった東南アジアの伝統を重んじているようなインテリアのお部屋でした。
あらかじめその上司の彼には、そちらを訪ねた際、リモートビューイングのような能力でもって中身を確認して答え合わせをするという実験をお願いしていたので、ぱっと見では分からないように文字を書き込んだ紙を折って封筒に入れてもらっていたのでした。それを持って来て欲しいと私が言うと、 彼はそれを持ってきます。中を開けて紙を見せてもらいました。中に枯れていたのはおそらく漢文と思われる文字のぎっしりと詰まったもの。これでは読めないと彼に文句を言ったのですが、彼はそこに書かれてる漢文の概要を説明してくれました。「普通の人にはできないような大きな仕事を成し遂げたいと思った時、それは一人では絶対になし得ない。最低でも自分のその哲学に共感してくれる仲間たちが10人は必要なんだ。」そんなことがこの漢文には書かれているという説明を彼はしてくれました。
こんな具合に明晰の世界では記憶が非常に鮮明に残ります。これが普通の曖昧な夢とは全く異なることです。(普通の夢はまずイメージがぼんやりしており、また記憶が残っても非常にあやふやです。そしてその記憶は覚醒と共にあっという間に失われていきます。)
明晰夢の記憶を持ち帰ることができたので、私は現実世界の彼に会い答え合わせをすることにしました。まず、埼玉県という話ですが彼が進んでいるのは埼玉県の草加市でした。(当たり)そして住んでるところですが一軒家ではなく、マンションでしたそれも高層階。(これも当たり13階建ての11階)インテリアをアジアンテイストにしているということは全くなくこれは完全なはずれでした。そして肝心の封筒の中に文字を書いて入れておくという件。これも内容は完全に外れてしまったのですが、 彼が語った「仲間を10人集めるべき」というくだりには思うところがあるという。というのも彼自身も彼の奥さんもある巨大な宗教団体の幹部なのですが、その奥様が入信したての頃、自分が習った人を癒すはずの「手かざし」を施した相手が立て続けに死んでいくという恐怖の体験をしていたそうです。合計で9人までその手かざしをやって行ったのですが、人が死んでしまうわ結果を出ないわで、もうこんなことは止めたほうがいいのではないかと考えていたそうです。 ところがその手かざしを施した「10人目」の相手に、奇跡的なことが起きて、とても感謝されたそうです。そんなエピソードがあって奥さんにとってはその10人というのがひとつの節目であり、重要な数字であるということで今も覚えているということでした。
このように、明晰夢であったり幽体離脱であったりそういった体験の先で見る世界というのは現実世界のようであって微妙に異なる世界。しかし現実世界と全く関係ない、ただのフィクションの世界を見ているのかと言うとそれも違う。現実世界と瓜二つの世界が夢の中に広がっているということ自体がとても不思議なことなのですけれども、その世界と現実とは明らかに何らかのリンクを持っている。 これが明晰夢体験が止められない理由の1つです。
Galaxy のセッション25(Long meditation:長い瞑想)
Galaxy のセッションでもう一つお気に入りなのがこのセッション25です。 60分間の瞑想で、深いデルタ波の状態で30分程度を過ごします。(最後は覚醒状態の脳波まで戻されます。)
セッションを受けながら通常の瞑想と同様に雑念を払っていきます。すると、精神的にも非常にリラックスしていてしかしとても明瞭な頭脳と意識を保っていて、しかし肉体の方はとても深く眠っているような、すごく重たく感じるという状態を作り出すことができます。(ヘミシンクで言うところのフォーカス10ですね)
ある時このセッション25を受けているとちょうどデルタ波に誘導されたタイミングあたりで、天井の方から風が吹いてくるような感覚を覚えたことがあります。不思議な感覚なのですがその風を受けた私の肉体は、布団にへばりついてしまうようなペラペラの状態になり、布団なのか床なのかにぺったりと張り付いてしまったような感覚になりました。(ゲゲゲの鬼太郎のいったんもめんに肉体の感覚があったらあんな感じでしょうか?)
そしてしばらくその感覚を観察していると、声が聞こえてきます。普通の空気の振動として耳で捉えることができる声ではない。頭の中に響いてくるような、テレパシーのようなそんな感じの音声です。内容は「地球のすぐ近くに来ているんだが会いに来れないか?」というものでした。「会いに行くって言ったって、ロケットがあるわけでもない。どうしたらいいの?」と問いかけると、「簡単だよ」という返答があり、天井側に何か巨大な掃除機なのか、あるいはフリーフォールの逆で、ものすごい勢いで空に向かって上がっていくようなエレベーターのようなものなのか、そんなものを感じて、垂直方向にものすごい加速度を感じました。それがあまりにも急激でびっくりしてしまい、目が覚めてしまったのです。
現実世界とのリンク
他にもたくさんの体験があるのですが、ここに書き始めるとそれはもうキリがないので(笑)この辺にとどめておきます。なかなか個人の主観的な体験の中に閉じているものなので、「夢でも見たんじゃないの」と言われてしまうとそこまでなのですが、現実世界とのリンクがただの夢として片付けていいものではないと、そういう確信で情報を発信し続けており、また同じような体験をできる人をできるだけ増やすべきだと考えて活動しています。